最初は多くの方と同じでオートキャンプを始めました。でもオートキャンプは天候に左右されます。雨が降ると我が家では濡れたテントなど干せそうもなく、オートキャンプ場はキャンセルせざるを得ませんでした。またオートキャンプは毎回夜逃げのごとく荷物を大量に積み下ろししなくてはならずそれも憂鬱でした。ホームページでキャンプについて色々調べていると、キャンピングカーを持っている人達のホームページが沢山ありました。そういうホームページを見ているとあまり天気には関係なくとても楽しそうです。しかし、キャンピングカーという乗り物は巨大で、しかも特異なフォルムをしています。「とてもこんな目立つ車には乗れないな」というのが正直な感想でした。でもバンコンだったらそれほど目立たない車もありそうな気もしていました。
しかし、いずれにしても高嶺(値)の花に過ぎませんでした。そもそもオートキャンプ自体、ホテルなどよりもはるかに安く泊まることができるということから始めたのに、キャンピングカーなどとんでも無い話です。でもやはり惹かれるものがあります。引き続きキャンピングカーに憧れ続けている頃に、色々な方のホームページやオートキャン
パー誌などを見ていると、キャンピングカーで必要と思われる装備というものが段々判り始めてきまし
た。 一方、実際に運転するとしたらという想定(これを空想とも言いますが・・・(^-^;
)では、やはりボディサイズは小さいほうが良く、反対に居住性を考えると車内は
広いほうが良いという、相反する要求となります。どっちをとるかというと、運転で
きないことには始まらない・・・・などということを色々考えてみても、結局最後の決め手となるのは、装備・大きさ・価格の中で、特に「価格」でした。要は、価格が安いことが最優先で、その中でも装備が良かったというのが、ATOM−405を選んだ一番の理由です(貧乏が憎い〜(T-T))
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価格が安いという点と装備が充実しているという条件で、私の空想 or 夢想の検討において俎上に上がっていたのは、バンテック車のATOM、グローバル社のアスリート、ナッツ社のクレソンJr、マックレー社の
デイブレーク・マークス、リーエキスポート社のアウトドア・ジュニアといった車でした。タウンエースや、ボンゴ(バネット)というベース車両のキャンピングカーに魅力を感じていました。特にボンゴ(バネット)には4速ATで4WDの設定があり魅力を感じていましたが、実際にお台場のショーで運転席に座ってみたところ、私の身体では運転席のドアと身体の距離が近すぎて、あまりにゆとりがなく運転にも支障がでるような雰囲気でした。ボンゴ・バネット系の車体のキャンピングカーはこの時点でほぼ脱落でした。ボンゴベースの中で、価格の面でもデイブレークは高嶺(値)の花ということで脱落。クレソ
ン Jrはベース車両がバネットであったことが最も大きな理由ですが、あと、内装の材質は良かったのですが、レイアウトと細部の造りが少し自分の希望と違うかな・・・と
いう感じでした。また、価格と併せて室内高が低めという点からアスリートも脱落しました。アウトドア・ジュニアも自分の身体のサイズとレイアウトから脱落。残ったATOMについてはレイアウトはタイプBが最も居住性が良さそうで、しかもHiタイプであれば室内高は2mあり余裕です。その時にはATOM-405も登場していましたので、ATOM−405と同様の装備を普通のATOMに付けたいと思
い 計算してみると・・・ATOM-405のほうが安いのです・・・。ということから、最
終的にATOM-405が候補として残りました。でも、常にそれは単なる憧れでした。
結局振り返ってみると1年半ほど憧れ続けていました。
その頃は皆さんのホームページを繰り返し見て勉強していましたが、一度実物を見てみよう
と思い立ち、キャンピングカーのショーに2回足を運びました。そして、2回目のショーのときに少し勇気を出して、ATOM-405の見積りだけ出してもらいました。その時に住所を伝えると、バンテック千葉店ができたということを知りました。そして、それから2度バンテック千葉店に足を運んだのですが、その時点で「借金を抱えてもなんとかなるかな」と借金に対する不安感よりも、「欲しい!」という欲望のほうが強くなっていたというところが本音ですね。結局、仮契約ということで母印で済ませた注文書はそのまま取り消すこともなく我が家のATOM−405になりました。ですから我が家には車とともに大きな借金もやって来たのでした。(;^_^A
納車に際してはそれまで使用していた車庫が実は5mより短く、車庫証明が通らず慌てる場面もありましたが、なんとか別の車庫を借りることができて、平成16年6月4日に納車されました。
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