「キャンプ場で楽しく焚き火のはずが・・・」の巻



14:00
本来であればキャンプ場に到着している予定の時刻であるが、いつも通り遅い出発となった。あまりキャンピングカーの利点を生かせていないなぁと思いつつ、出発である。今回は、キャンプ場で散策できるのではと考え久しぶりに自転車を積んだ。そのおか出発〜♪げでまた後ろが見えない。バックは怖いからしないぞ!と思ったら出発して左折を2回した家の裏手で駐車車両が道路を塞いでいたため、いきなりウルトラバックをする羽目になった。げげっ〜、まだ町内やんけっ〜!先行き不安だ。
「お父さん、なんでいっつも出発がこんなに遅いの?いつも何しとおん?」(微妙に明石弁)「お父さんは色々準備が大変やねん。今晩のおかずも考えなあかんし、買い物もせんとあかんし。これでも結構慌てて出てきてんねんで。その証拠に、またしてもお米持ってくんの忘れたわ!あっはっは・・・」などという会話もなく、まなはDVDを見っぱなしで、一人黙々とATOMを走らせる。R175をまっすぐ50kmで行けるキャンプ場なのだ。気軽に行ける距離でありがたい。今向かっている「東はりま日時計の丘オートキャンプ場」はかなり人気のあるキャンプ場でシーズン中は予約で一杯なのだが、さすがに寒くなってきた時季なので、予約がとれたのだ。
今回のキャンプの目的は「焚き火」だ。そのため今回ついに「焚き火台」 も購入した。数年前から欲しかったグッズだったが、ようやく思い切って購入したのだ。おでかけはめっきり減ったが、グッズは増えてきているような気がする・・・・。

15:35
キャンプ場に到着〜。手続きをしてサイトに向かうと、「おおっ!ATOM!おおっ!ニコイチ号だっ!」ご近所さんに再会。考えること到着〜♪は一緒のようです。
サイトにATOMをバックで停めた。周りの家族に注目を浴びているぞっ!いい気分・・・と思ったらリアのドアがサイトと逆やんっ!注目の中、頭から停め直し。カッコ悪っ!心なしか周りの家族がフフンと笑っているような・・・。
ATOMを停め、早速焚き火台やテーブルやイスなどをセット。その間にまなは自転車で探検に行くという。お米だけならまだしも、世の多くのお父さん方の好物である「お酒」を持ってくることも忘れていたので、まなに「ビール探しの大役」を一任した。
その間に、着々と焚き火の用意を進めていると、しばらくしてまながニコイチさんを引き連れて帰還。ニコイチさんは昼から来られていて、昼寝から目覚めて外に出たら、目の前にまながいてびっくり!だったそうだ。ニコイチさん家のお子さんは一人でどこかで遊ばれているそうだ。何ともたくましい。「夕食を一緒に」とお誘いいただき、ニコイチさんは一旦サイトに戻られたので、再びこちらのサイトをセッティング。

16:30
一通りセッティングできたところで、ビールを発見してくれたまな情報に基づき、ビールの購入にまなと自転車で出発〜。といっても久しぶりのキャンプ場売店に行くだけだが。350mlのビールを4本購入してサイトに戻り、いよいよ焚き火にチャレンジ。今までにATOMの快適化で使った残りの端材が結構あるので、まずはそれを燃やす。薪が足りなければ明日売店で購入することに。また、前回朽木で初めて使用した「オガ炭」と今回初使用となる「オガ備長炭」があるのでそれも一緒に使ってみることに。焚き火台とともに、角七厘も出したが、結局使用せずに済んだ。焚き火台は思ったより幅広く使える。昔から私の「欲しいものリスト」に上がっていたが、もっと早く購入しておけば良かった。
焚き火♪焚き火をするのはボーイスカウト以来かな!?と思いながら、炎を見つめる。あのころは丹沢などの山の中で、三角テントでのキャンプだった。大きなキスリングに非常に重たいテントや大きな鍋などを背負い、現地ではカマドもすべて手作り、水は丹沢水系の川の水。杉の山林の中で、燃やす薪はすべて拾い集めた杉だった。そのため一度キャンプに行くと、杉を燃やした煙のものすごい匂いで服から、荷物からすべてがいぶされて匂いがいつまで経っても消えなかったものだ。今回もそんなことになってしまうのだろうか?
しかし、さすがに普通の材木はそれほど強烈な匂いはしなかった。が、それでも多少の匂いはついた。ごく軽い燻製といったところだ。
焚き火が落ち着いて、炭もいい感じになってきたところでホイル焼き&焼き物を開始。ホイル焼きは「ジャガイモ」「とうもろこし」「たまねぎ&まいたけ&ホタテ」。焼き物は「焼き鳥」&「ずわい蟹」。焚き火台の面積がそこそこあるので沢山の食材を一度に焼けて便利だ。偉いぞ、焚き火台。気に入った!!

18:40
ニコイチさんニコイチ号りはすでに暗くなっている。ホイル焼きが大体出来上がったところでニコイチさんの区画へお邪魔しに行った。イスやテーブル、ランタンなど、何度か往復し、運ばせてもらった。「それではいただきま〜す。」ご近所オフ第一弾といったところだ。ニコイチ号の中も少し拝見させてもらうと、シート生地などは405と同じで、きれいなオレンジ色であった。また、固定シートのHiタイプなので広い!同じようなレイアウトなのに広さがかなり違うように思えた。ギャレーひとつとってもラウンド処理がされておらず直線で処理されていることと、冷蔵庫のでっぱりがないことなどが違いだろうか?圧迫感がなくうらやましい限りだ。さらにニコイチ号は改造中のようであった。ダイナミックな改造ができる人は本当にすごいと思う。
ニコイチさんのサイトで焚き火を囲み団欒。まなは夜にも関わらず一輪車を借りたりして遊んでいた。

20:45
自分のサイトに残っている薪をくべたのを機に、自分のサイトに戻って焚き火の続き。まなはATOMに入ってDVDの続き。
夜露で外に出しているものがすべて濡れてしまうので、使わないものからしまっておく。自転車もオーニン焚き火より熾きが好きだな・・・グの下に入れておく。
最後の一本となった薪をくべて、あとは燃え尽きるのを待つ間にサイトの片付け完了。最近のグッズの中でお気に入りの一つは「ベンチ」である。簡単に出せて、用途は広く、片付けが簡単で、気軽に使えるのである。しかも割引で購入したので格安だった。
焚き火が燃え尽きるにはまだまだ時間がかかりそうで、だんだん寒くなってきたので、火消し壷ならぬ火消し空き缶にいれて消火!煎餅の空き缶が火消しに丁度良い具合なのである。これも最近のお気に入りである。単なる蓋付きの空き缶だが、廃物利用で簡単に消火でき、車でも割れたりしないのでありがたい。消し炭は次に使うときに簡単に火が点くし、便利なことこの上ない。ただし、しばらくは缶が熱くなるのでその点だけは注意が必要だ。焚き火台等の温度が下がった時点でATOMに片付けた。
車中に戻りDVDを見ているまなに、「ゲームする?」と聞いたが、あっさりと一言「しない!」

22:40
そろそろ眠くなってきたので、寝ましょう。二人でバンクに上がり「おやすみなさ〜い」
外は寒くなってきていたのでべバストが必要かなと思ったが、暑いと寝苦しいのでつけなかった。夜中に何度か目覚めたが寒くはなかった。夜中にはバンクを叩く雨音がしていた。



7:00
ホットサンド朝の景色と紅葉朝目覚めたときには雨が降っていなかったが、しばらくするとポツポツと降ったり止んだりという天気になった。オーニングの下に再びテーブルや焚き火台などをセットして、昨日の消し炭とオガ炭で火をおこし朝食の準備。朝食はホットサンド。中身はまなが好きな「ローストビーフ」。温かいココアと一緒に食べた。朝食を食べているところにニコイチさん登場。「おはようございま〜す」。お子さんは5時過ぎから起きているそうだ。まなと対照的だ。まなはATOMでは9時過ぎまで寝ていることが多い。自宅よりも良く眠っているかもしれない。
食後はあいにく雨がパラついていたのでまなはATOMのなかでDSで遊んでいる。切りの良いところで止めて、あとで一緒に自転車で探索に行くというので、まずは一人で自転車で探索に出発。キャンプ場を周ってみたらキャンプ場の下に公園があり、世界各地の時刻を示す日時計のついたアスレチック遊具があった。ここは記念撮影ポイントだな、年賀状用の写真にも使えるかも!?とチェック。これが後に悲劇を呼ぶことになるなどと知りもせず。公園を見てからATOMに戻るとまなが自転車に乗って待機していた。続きは帰ってからすることにしたとのこと。では、早速先ほどの公園に戻りましょう!
顎の下から出血!!
11:45
公園で日時計の遊具に登ってもらいカメラを構えたときに目の前で、悲劇が!!まなが丸太の切り株に移ろうとして足を滑らせて顔面から落下し、あごから丸太に激突したのだ。近くにいた家族連れなどが駆けよってきてくれたが、「大丈夫です!」と思わず言っていた。しかし、あごの下からは血が流れてきて、全く大丈夫ではないことが判明。その場に大人が5〜6人いたものの誰もティッシュもハンカチも持っていなかった。私は動転していたのか、流れてくる血を止めなければと、まなのあごに口をつけて血を吸い取っていた。今から思うと吸血鬼のような行動であった。誰かが何かを探しに行ってくれたようなので、しばらく待っていたが、誰も来ないので、思い切ってまなを抱えて管理棟に行った。途中で先ほど探しに行ってくれた方がタオルなどを持ってきてくれたが、汚すと悪いので、そのまま管理棟に行き、ティッシュと絆創膏をもらい、病院も教えてもらった。思ったより傷は浅く、絆創膏で血がとまったが、やはり頭部を打っているので早めに病院に行っておくに越したことはない。管理棟で病院に連絡を入れておいてもらい、少し元気になったまなと自転車でサイトに戻り、自転車をATOMに積みこんでサイトを撤収。管理棟に挨拶をしてチェックアウト。病院にむけて出発。

12:30
紹介いただいた病院は、なんとなく小さな外科などをイメージして行ったのだが、思った以上に大きな病病院到着院で一安心。まなの健康はい、ちょっと見せてね〜保険証を持ってきていないが、一旦全額自己負担であとで精算できるだろう。しばらく待って診察をしてくださったのは、恰幅の良いおっちゃん先生だった。「頼んだで、先生、しっかり見たってや!」と心の中でつぶやいた。ふとネームプレートを見たら「院長」と書いてあった。「えっ!院長先生ですか、これまた失礼いたしました」と心の中で何故か謝る。そんな“一人やりとり”には全く気づいた様子もなく院長と看護師は絆創膏をはがした。絆創膏はこんな短時間にも関わらず、すでに傷口にくっついていたようで、まなはとても痛がって身体をよじっている。とてもかわいそうだ。そして傷口を確認した院長は、さらっと「上のは大丈夫だけど下のは縫っておいたほうがいいな。」「えっ!?2箇所切れていますか?」縫うという言葉にまなは身体を硬くしている。「縫うということは抜糸が必要なのでしょうか?」と確認したら、「えっと遠方でしたっけ?あぁ、明石、近いね。」50kmは地元では近いのである。しかし、私には遠いのだ。目で「近くない!」と意思表示をした。院長はさすがに院長なだけあって、すぐに気づいた。「ああ、もしあれなら、近所の病院で抜糸してもらっても・・・・・・テープにしておきましょう。」「へっ!?テープって!?」と今度は目で聞いてみたら、院長は気づかなかった・・・・。しかし、看護師が気づいた。「貴女も優秀だ!きっと将来は看護師長だ。」と頭の片隅で誉めつつ、話を聞くと、今は医療用品も色々進歩しているようで、縫合するのと同じ効果のテープがあるそうだ。「一週間ほどしたら、ご家庭ではがしてもらっていいから。」と院長。しかし、テープを貼る手つきは今ひとつであった。「もしかして不器用?」とは口に出せず、ちょっとハラハラしながら見ていた。「院長の評価その手つきでだいぶ下がりましたよ。」と心でお伝えしつつ。
無事治療も終わり、あとは精算待ち。まなは退屈だろうからATOMに戻し、健康保険を使用しない値段、1万円超の金額を支払い。精算は後日健康保険証をFAXし、差額は我が家の口座に返金ということになった。院外の薬局で化膿止めを出されたので、院外薬局に行ったら、こちらも健康保険証が無いので全額負担とのこと。さすがにこちらは自宅近所の調剤薬局に行くということにした。

13:45
ATOMに戻ると、先ほどまで元気だったまながつっぷして寝ている。聞くと「吐き気がしてしんどい」と言う。慌てて病院に連れて戻り、再度診察をお願いした。偶然歩いていた院長に「吐き気がしてしんどいって言ってるんです。」と伝えた。さすがに院長は、一瞬「!」と目で語り診察室に入った。すぐに何か指示があるのかと思ったら、しばらく何も動きが無かった。もしかして先ほどの「!」は単に驚いただけだったのか!?と思っていたら、後ろから別の男性が来て、「CTを撮りますのでこちらへ」と案内された。なるほど、裏で手を回してくれたのか!(本当か!?)
CT室CTを撮る間、廊下で待つ。心配な気持ちで一杯だった。でも、CT室の赤い使用中ランプの写真を一応撮ってみた・・・・しかしまなが何かよくない結果だったときには、写真など撮ったこの行為がものすごく悔やまれるのではないだろうか?など頭の中では色々な考えがぐるぐると周っていた。考えが3周ぐらいしたところでドアが開いてまなが出てきた。そして診察室の前にまなを抱えて行ったが、顔色がものすごく青白い。おまけに「吐きそう」と言う。通りかかった看護師をつかまえて「吐きそう」な旨を伝えてビニール袋をもらった。少し待っていたら、CTの結果が出た。まなは看護師がその場で見ておいてくれるということなので、お願いして診察室に入ると、院長がいた。CTの画像が机の奥に貼ってある。院長は開口一番「頭の中は異常無し」と教えてくれた。「でかした!院長株急上昇!」と心で伝えたが、きっと伝わらなかっただろう。素人目にはCT画像が正常なのかどうかは判らなかった。右側の脳のほうが発達しているように見えた。ついでに「他に異常もないですか?」と確認しておいた。「とくに異常はなく、きれい」とのこと。良かった。短時間の間に激しく上下した院長の評価であったが、今の一言でまた少し上昇した。
まなが急変したのはおそらく怪我や治療に伴うショックによるものだったのだろう。看護師の勧めで、しばらくベッドで休ませてもらうことになった。ATOMで寝かせても良いのだが、やはりプロが大勢いる病院内のほうが安心だろうと判断しお世話になることにした。案内された場所は、風邪などのために点滴を打たれている外来患者用のスペースで10床ほどのベッドが並んでいるところであった。お腹にくる風邪が流行っているらしいので、今度風邪がうつらないか、そちらが心配になったが、贅沢は言えないとじっと我慢。次々に患者がやってきてベッドは常に一杯であった。点滴を打っていないのはまなだけでちょっと気が引けた。しばらくしてまなが眠りについたので、少し安心した。
眠っている間に精算を・・と思い受付に行った。先ほどの代金にプラスして今度はCT代で14000円強の追加支払いであった。しかし、後日精算のためにFAXするなら今奥さんに健康保険証のコピーをFAXしてもらってもいいなと思い直して、思い切って奥さんの携帯にTEL。遊びに出かけて子供に怪我させて、奥さんに心配かけちゃうなぁと気が引けたが、病院に来たことは、今判るか、帰宅してから判るかの差に過ぎない。奥さんの携帯を鳴らしたら丁度外出中で、まさにコンビニのそばにいたので、健康保険証をコピーしてもらいFAXしてもらえた。健康保険証が、最近個人単位のカード式なったので、コピー濃度を最も薄くしないと、FAXしたときにカードの背景のカラーが写ってしまい字がつぶれてしまうらしい。FAXが届いても字が見えないということで、病院にOKがもらえなかった。結局3回もFAXしてもらう羽目になったが、なんとかOKとなり、健康保険を使って支払いができた。健康保険を使って支払いをしたら、最初支払った額で十分お釣りがきた。薬も健保が使えたので、無事に入手することができた。ATOMに寝袋を広げてベバストをつけて暖めて帰る準備をして病院に戻ると、ちょうどまなも目覚めたところであった。眠ったらすっかり元気になって顔色も元通りになっていた。本当に良かった。

15:50
まなをATOMに戻して、隣にあったA-コープでここの名産らしき「黒田庄牛」という肉を購入。結構な値段だったが、まなが無事(?)だったのでまなの好きな牛肉をプレゼントするのだ。
楽しかったはずの焚き火キャンプが一転して大変なことになってしまったが、しかし、考えようによっては、舌を噛みきるなどというもっと悲惨なことにならず、これぐらいのことで済んで良かったと思うべきなのかもしれないと感じた。最悪のことを思うと、運転しながら震えがきた。本当に良かった。

17:27
到着・・顎が痛そう・・・帰り道、まなは完全に復活して、寝袋に横になりながら「クレヨンしんちゃん」のDVDを見ていた。
今回は楽しいことから悲しいことまであったが、今後は十分気をつけて遊びたいと思う。今回は反省点が多々あった。

後日談であるが、帰って来てから数日でテープははがれてしまった。「縫ったほうが綺麗に治る」と教えてくれた人もいた。もしかしてまた院長の評価は急降下中なのかもしれない・・・・。





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